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材料・設備・技術

表面処理

製品の最適な内部品質・特性を確保するため、熱処理工程を内製化。
表面処理は協力会社と提携し、お客様のニーズにお応えします

ボルトの表面処理の目的

  • 1.耐食性の向上【錆発生の抑止、ボルトの防錆力の向上】
  • 2.装飾効果【商品価値の向上】
  • 3.作業性の向上【取扱いやすさ、汚れ防止】

表面処理の種類と性能

No.
名  称
区分
色調
膜厚μm
耐食性 適用
備考
参考
1
テンパーカラー
(当社の標準)
酸化鉄
皮膜
濃紺
1~2
 … … …
鋼製ボルト
防錆油を塗布して
耐食性を確保する
事が基本
熱処理の焼戻工程でボルトの
素地に生成した酸化鉄皮膜
2
黒染め
1~2
… … …
鋼製ボルト
化成処理により素地に酸化鉄皮膜を生成
3
クリアクロメート
めっき
三価
クロム
白色
5~12
B, 72
以上
鋼製ボルト
耐食性の数値は
白錆発生迄の時間
  • 1.強度区分12.9のボルトには適用できません。
    (水素脆性による遅れ破壊の危険が高い)
  • 2.めっき後4時間以内に
    脱水素処理(ベーキング)をする事
  • *六価クロムを含む表面処理は現在使用しておりません。
4
ジォメット
(商品名)
ノンクロムの

ダクロ
銀白
8~10

A, 1000

以上

鋼製ボルト
耐食性の数値は
赤錆発生迄の時間
  • 1.強度区分12.9に適用可能
    但し、皮膜剤の六角穴への詰りと、
    締付け時の皮膜剥離に要注意

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【N-1 コート:MoS2を主体とした高性能潤滑皮膜】

1.締付け時のカジリ、焼付きの防止「繰返し使用可能」
2.トルク係数の低下と安定「締付けの信頼性向上」
3.「強度区分12.9にも採用可能」

【N-2 コート:ステンレスボルト専用の無色透明の潤滑皮膜】

1.締付け時のカジリ、焼付きの防止「繰返し使用可能」
2.ステンレスボルトとしての外観の確保

No.
名  称
区分
色調
膜厚um
(参考値)
耐食性
適用
参考
5
N-1 コート
潤滑型の
表面処理
黒褐
8~17
D
鋼ボルト
ステンレスボルト
MoS2主体の焼付け皮膜
6
N-2 コート
無色
4~8
E
ステンレスボルト
樹脂系の皮膜

注) N-1、N-2コートは当社以外の
ボルト及び部品の処理のみもお受け致します。

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